アキレス腱の傷害

 

アキレス腱は足首の後ろにある太く筋張った腱で、運動選手によく見られる傷害の一つです。使い過ぎによる痛みが生じやすく、子供から大人まで幅広い年齢層でみられ、アキレス腱の痛みには大きく2つの傷害があります。

 

アキレス腱周囲炎

 アキレス腱の周りを囲んで保護してくれている組織に炎症が生じた状態で、主に急性に発症します。

初動作や起床時に痛みが強く現れる傾向があり、アキレス腱をつまむと痛みが生じます。

 

②アキレス腱炎

 アキレス腱周囲炎が長期的に治らずに慢性化してしまうと、アキレス腱の中の組織に炎症が起こり、アキレス腱の真ん中あたりが分厚く肥厚します。この状態がアキレス腱炎です。

アキレス腱自体が弱ってしまい、健の部分的な損傷や、アキレス腱の完全断裂が起こりやすくなります。

この状態になると完治するのが困難となり,多くの選手が引退に追い込まれています。

 

 

アキレス腱の傷害の原因

・ふくらはぎの筋肉の柔軟性の低下

・足関節と足底の形状の異常(扁平足やハイアーチ)

・使い過ぎ(コンクリートでの走り込みや、急な運動レベルのアップ)

・足にあっていない靴の使用

 

アキレス腱周囲炎とアキレス腱炎の治療方法と日常的なケアの方法は完全に異なります!!

 

 

予防方法 

①ストレッチング・マッサージ・足にあった靴とインソール

②運動レベルを段階的にあげる(1週間で10%ずつレベルを上げる)

③コンクリートでのトレーニングを避けて、できるだけ軟らかい土やフロアーを選ぶ

 

慢性化したアキレス腱炎はエコー検査やMRI検査で、健の組織の状態を確認するために行われます積極的に医療機関にご相談ください。

 絶対に慢性化(アキレス腱炎)させないように、早期治療と早期対応が重要です!

 

ベッカムもアキレス腱を損傷しました。

アキレス腱の断裂はこんな音が鳴ります。

 

アキレス腱周囲炎の治療
アキレス腱周囲炎で、第一選択としては、トレーニングシューズにパットを挿入します(ヒールウェッジ)

これによって、アキレス腱への負荷を軽減できます。

次に、炎症を和らげるために、ふくらはぎの筋肉と足底の筋肉へのマッサージやストレッチング&リハビリテーション。

さらにアキレス腱へアイシングが必要とされます。休息が必要とされる事と、トレーニング方法もアキレス腱への負担を軽減するように変更する必要があります。

スポーツドクターは痛みと炎症をコントロールするために、抗炎症剤を処方することもあります。

治療期間は1ヶ月程かかります。

 

 

アキレス腱炎の治療

慢性化した炎症はアキレス腱の組織を弱らせ破壊します。

これが引き金となってアキレス腱の断裂を起こします。リハビリテーションが治療の第一選択となり、柔軟性の向上と筋力訓練が行われます。

これには特別な遠心性収縮トレーニング方法がありますので、トレーナーと相談が必要です。

シューズにインソールも行います。治療では血液循環を促進するように、温熱療法やさまざまな電気治療が選択されます。

 

ヒールパッド
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